狩人話譚

□ ボクとワカ旦那さん[3] □

ボクと軽弩使いさん【2】

「ズサマも辛いと思っていたさ。でもお告げに従わなかった人は先祖と同じ病気で命を落としてしまった。だからみんな、名のお告げの通りに一生懸命生きていた。最終的に、お告げとは違う死を迎えてしまったんだけどな」
「それがジンオウガ亜種の仕業だったんですニャ?」
「ああ。ズサマはある日、古龍がこの村の近くに現れることを察知した。その後古龍が近づく前にギルドへハンターの召集をかけたんだ。山奥の村だから、ギルドからハンターがたどり着くまで数日かかる。召集をかけたタイミングは間違っていなかった。十分間に合うはずだった。

 だけど……あいつは突然現れた。

 俺は状況がわからないまますぐにおっとうとおっかあにかまどの奥に押し込まれた。当時は体が小さくて、灰を被ることで人間の臭いを消すこともできた。村の【全】てを守るおっとうも、村人の【輪】を繋ぐおっかあも、剥ぎ取りしかできないナイフを持って外へ飛び出して行った。ナバケ村は山に囲まれた場所にあったから、どこからやってきたかわからないあいつを追い払わない限り村に留まられてしまう。大人たちはきっとあいつに挑んだんだと思う。静かになるまで絶対にそこから出るなと言われて、俺はひたすら隠れていた」

 ワカ旦那さんの話にどんどん胸が重くなってくる。この結末だけは、ミサさんたちに言われて知っていた。ワカ旦那さんがジンオウガ亜種に憎しみを抱くきっかけになったことなのだから。

「どれぐらいの時間が経ったかはわからない。何かの足音が遠ざかって静けさを取り戻した頃に、初めて俺は外に出た。もう辺りは暗くて、いつもならたいまつに火を灯すのに誰も火を灯さなかった。吹雪の中で、俺は辺りを見回して……みんなの姿を見つけた。あちこちを斬り裂かれた、真っ赤で、無惨な姿を、な」

 ボクを抱きしめる腕が強ばったのは気のせいではない。当時のワカ旦那さんが何歳かはわからないけれど、目の前でよく知る人が悲惨な姿で死を迎えていたらどれだけ辛かっただろうか。

「隣の家に住んでいた姉ちゃんも腹を裂かれて倒れていた。お腹には赤ちゃんがいて、俺にとって唯一年下になるはずの命だった。姉ちゃんも家に隠れていたけれど、ジンオウガが暴れ回る内に家の壁が壊れて見つかってしまったんじゃないかと思う。俺の家も一部が壊れたけれど、隠れたかまどの近くは破壊されなかったから気づかれなかったのかもしれない。あの襲撃で生き残ったのは俺だけだと思っていた。なのに、どうして“あの子”が生きていたのかがわからない」
「やっぱり、知っていたんですニャ? さっきの話のハンターさんを」

 ゆっくりと頷いて肯定の意を示される。平常心を保って嘘をつこうと必死だったけれど、全員に見抜かれてしまったであろう、あるハンターの死。

「おっちゃんの話した特徴は、全部俺の知っている子と一致していた。【ヒナ】。俺より少し早く生まれた女の子だった。名前に刻まれた運命は『【数】奇なる運命に翻弄され【趨】風すうふうが如く天【枢】てんすうになる【雛】罌粟ヒナゲシ』。ヒナは若い内に命を落とすと言われていたんだ。俺の名前に刻まれた【人】はヒナのことを指すんだとみんな言っていたよ」
「守る? ハンターになってですニャ?」
「俺がハンターになってナバケ近辺を守る。それが村を、結果的にヒナを守ることに繋がるんじゃないかってさ。唯一同じ世代の子どもだったヒナとはよく遊んでいたな。両親は俺たちを許嫁と決め付けていて、俺も子どもながらに守ってあげて一緒に生きる相手なんだと思っていた。
 でもヒナは気が強い子で、よく俺のことを泣かしていたんだ。俺を泣き虫、って罵ってさ。若い内に死ぬことを跳ね返したいと気を強くもってたんじゃないかな。俺に守られなくても生きていけるって。それで、ある日言われたんだ。『その目が嫌い』って」

 ようやく合点がついた。ワカ旦那さんがハチミツ色の目を隠していた理由。
 守るはずの相手に変えようもない体のことを言われたら傷つく。せめてできることとして、前髪を伸ばして見られないようにした。前髪が短くなり人見知りが薄れた今でも目を見られることを嫌がるのは、そのことを思い出すからだろうか。

「そんなヒナも、ジンオウガに殺されたと思っていた。孤児院に保護されるまでの記憶だけは今でもあやふやなんだけど結局保護されたのは俺一人だけだったし、あの状況で助かるはずが無いと諦めていたんだ。それなのにどうして生きていたのか……。」

 ボクをそっとベッドの下におろして、ワカ旦那さん自身もベッドから降りようとする。杖が無いとまだ安定して立てないので意図を把握するとすぐに杖を手に取って渡す。『ありがとう』と言ってワカ旦那さんは目を強くこすった。そしてハチミツ色の目は覚悟を決める。

「ナコ、ギルドに行こう。ギルドは命を落としたハンターの亡骸を埋葬されるまでの間収容してくれる。俺はナバケ村の末子として、最後の隣人を見送らなくちゃいけない」

 杖をついての移動は時間がとてもかかる。たくさんのキャラバンが集合して人も多く行き交う中を歩いてギルドに向かうのは、今のワカ旦那さんにとってかなり辛い肉体労働だろう。
 それでも確認しに行かなくてはならなかった。そのハンターが、本当にワカ旦那さんと一緒の村に住んでいたヒナさんかどうかを。



 隅っこを歩くボクらを気遣って、通りかかるハンターや商人が道を開けてくれた。ハビエルさんたちは見かけなかったけど、もしかしたら余計な気を遣わせないように姿を見せなかったのかもしれない。
 ギルドに着く頃にはワカ旦那さんは呼吸を荒くしていた。だいぶ体力が落ちてしまったように見える。ハンター稼業を再開できるまで時間がかかるかもしれない。
 ギルドに入るとちょうどテーブルの上にちょこんと座っているギルドマスターを見つけた。常にいるわけじゃないから本当に運が良かった。ワカ旦那さんは自分の素性、そしてヒナさんのことを話しヒナさんが眠っている部屋へ通してもらえた。

「…………。」

 小さく質素な部屋に、棺が一基だけぽつんとあった。机の上に棺が乗せられているので、背の低いボクは見ることができない。ワカ旦那さんはヨロヨロと棺に近づいて、棺の中を覗いた。

「――ヒナ……!!」

 少しの間を置いて必死に絞り出したような、掠れた声が漏れる。その反応は、本当にワカ旦那さんの知るヒナさんだったことを証明した。
 守るはずだった相手は死んだと思っていて、でも本当は生きていて……だけどすれ違う機会すら得ることなく、命を落とした後にやっと巡り会えた。どこかで会うことができていたらこんな結末にならなかったのかもしれないと思うと、ボクもやりきれない気持ちになる。

「どうして、どうしてっハンターなんかになったんだ……! せっかく生き残ったのに、ヒナ……ヒナ――!」

 泣きじゃくりながらワカ旦那さんが呟く。若くして命を失う……ヒナさんはお告げ通りの運命を迎えてしまったのだろうか。ワカ旦那さんの心の中でたくさんのヒナさんとの思い出が駆け巡っているのか、しばらく小さな嗚咽だけが部屋に響いていた。
 ボクの心まで痛んでしまうほど嘆き悲しむ姿から、ヒナさんはワカ旦那さんにとってとても大切な人のように見えた。同じ村に住んでいた幼馴染としてだけではなく、お告げの通り守らなくてはいけない存在としてでもなく。

「ヒナ、綺麗になったな……村一番の美人になるって言われてたよな。本当に、綺麗だ……村のみんなにも見せたかった……。」

 そう言ってワカ旦那さんは棺の中に顔を近づけた。ボクは頭上でワカ旦那さんが何をしているのか把握した。村の掟関係無しに、ワカ旦那さんはヒナさんを……。
 少しの間そうした後に、顔を上げる。『やっぱり冷たいな』と言いつつも『大人になったら、生きている君とこうしたかった』と悲しげに笑った。
 ボクはずっとワカ旦那さんの足下で黙っていたけれど、不意に体を抱えられて驚く。右腕でボクを棺の中が見えるところまで持ち上げられた。

「ナコ、最後に見てやってくれ。もし平和な時間が流れていたら俺の……奥さんになっていたかもしれない女性を」

 そこにはハビエルさんの言った通り、薄い黄色の髪を伸ばした綺麗な女の人が眠っていた。
 胸をグラビモス亜種の熱線で焼かれたことを考慮したのか首から下は大きな布で覆われていて、顔は綺麗にお化粧されている。顔に傷を負わなかったこともあってまるでベッドで眠っているような穏やかな表情で、本当にこの体に魂が宿っていないのかと疑ってしまうほどだった。

「俺もいつかは……この地で眠ることになるのかもしれない。俺が死んだ時、ナバケ村の人間は全員運命を遂げる。長い間続いていた償いの歴史がやっと終わるのかもな」

 片腕だけでボクを担ぎ続けるのはしんどかったのか苦しそうに震えていたので、ボクは自らワカ旦那さんの腕から離れた。そして懇願する。

「お願いですニャ、死ぬためにハンターを続けないでほしいですニャ。ボク……ボク、なんとなくだけどこう思ったんですニャ。シャガルマガラにレクイエムを担いだのは正気を失うかもしれなかったハビエルさんを助けたい一心で、グリフィスさんと一緒にあの場所に向かったのも憎しみに囚われたグリフィスさんを心配していたからこそとった行動なんですニャ。ワカ旦那さんは自分の記憶が無かった頃にボクを助けてくれましたニャ。自分の名前に付けられたお告げに従ったんじゃなくて、ワカ旦那さん自身の気持ちで動いたんですニャ。ワカ旦那さんは仲間を助けようとする優しい人なだけなんですニャ。

 運命なんて得体の知れないものに負けないでくださいニャ。ワカ旦那さんを守ろうとしたお父さんお母さん、村の人たちもお互いを守るためにジンオウガに立ち向かっていったんですニャ。本当の心は運命に従わなかった、結果はどうあっても村の人たちは後悔していないはずですニャ。きっと、ヒナさんも」

 ワカ旦那さんがハッとしてヒナさんの顔を覗く。しばらく間を置いて、足下にいたボクに目線を落とした。泣きはらしたハチミツ色の目の奥に、強い輝きが見える。

「お前の名前にも意味がある。【モーナコ】とは【癒す者】。誰かを救う優しい心を持ってほしいと俺は願ってそう付けたんだ。お前は俺を何度も癒してくれた。今も、こうして」
「ワカ旦那さん……。」
「記憶を取り戻さなければ良かったと思ったこともある。そうすれば俺は何も知らない【チコ村のワカ】として生きていけた。記憶を取り戻した後も【ワカ】のままでい続けたのは、名前を変えることで運命から目を背けたかったからなんだ。でも、思い出さなかったらヒナと再会して見送ることもできなかった。運命と向き合う勇気をくれてありがとう、モーナコ」

 帰ろう、と杖を持ち直して部屋を去るワカ旦那さんについていく。
 ギルドマスターの話によるとヒナさんは明日遺跡平原の近くに広がる墓地に埋葬されるらしい。身寄りが無かったり、ヒナさんのように故郷が存在しないハンターたちが眠っている場所だそうで、ヒナさんもそこで眠りに就くことになる。もちろんお墓参りにも行くことにした。



 遺跡平原に隣接しているということでモンスターの出現を心配したけれど、前もって近辺に現れそうなモンスターは追い払っているし、同じ目的を持つハンターが同行してくれた。ヒナさんの仲間であり、唯一軽傷で済んだのですぐ復帰できた大剣使いの女性ハンター、【アノエラ】さんだ。

「ブラキディオスの討伐を終えて息切れしていたところをグラビモス亜種に襲われて、私たちは一気に窮地に陥ってしまった。その中でヒナが私に地上へ戻ってギルドに救助要請を出すように言ったの。私が一番体力があって、傷も浅かったから……。助けてくれたハンターたちには何度お礼を言っても足りないわ」
「他の二人のハンターも数週間で復帰できるそうで安心したよ」
「ヒナは二人を守ろうと囮になっていた時に、一瞬動きを鈍らせてしまって熱線を受けてしまったそうなの。普段ならそんなミスをしないのに、暑さで体力を奪われていたからに違いないわ」
「俺たちの故郷は常に雪に覆われた地域だったから、今でも暑さには慣れない。クーラードリンクで態勢を立て直す時間すら与えられなかったんだ、アノエラさんが気に病むことは無いよ」

 荷車の中でアノエラさんに語りかけるワカ旦那さんは、昨日見せた泣いてばかりの泣き虫ではなかった。ヒナさんの死を正面から受け止めて、強い気持ちで乗り越えていた。アノエラさんは今にもこぼれそうな涙を堪えた表情で、ワカ旦那さんに向かって尋ねる。

「でも! 君はヒナの……許婿だったんでしょう? 言っていたわ、子どもの頃住んでいた故郷はモンスターに滅ぼされて、故郷に歳の近かった、将来を決められていた男の子がいたって。その子に守られてばかりじゃ悔しいから、目の色が嫌だって言ってしまったことをずっと後悔していた。その色は、綺麗な金色だったって……君のことなんでしょう」
「……ああ、そうだ」
「それなら尚更私に非があるわ。あの子が暑さに弱いことを知っていたのに一緒に行こうと誘ってしまったんだもの。あの依頼を受けなければグラビモス亜種と会うことも無かったし、ヒナも死なずに済んでいつか君と会えたかもしれないのに……!」

 艶やかな銀色の髪が垂れ、顔を俯かせるアノエラさんの両肩にワカ旦那さんがそっと手を置いた。ゆっくりと上げられたアノエラさんの淡い桃色の目に、ワカ旦那さんのハチミツ色の目が優しく説く。

「アノエラさん、『たら』『れば』で過去を語っても何も変わらない。これ以上自分を責めないでくれ。君自身が苦しむ理由なんて無いから」
「……なら、お願い。せめて私たちの知るあの子のことを話させて。あの子と出会ったのは数年前だった。仲間の1人がヒナを気に入って、私も強気だけど優しさも兼ね備えたあの子を気に入ってグループに迎え入れた。その頃からヒナはギルドに【ジン】という名前のハンターがいるかを調べていたわ。でも、よくある名前だった上に所属ギルドもわからない、ナバケ村出身のハンターは登録されていないしハンターランクも知らない。情報が少なすぎて調べるのを諦めたみたい。その人……君のことを許婿と知ったのもその時だった」

 数年前……その頃にもう【ワカ】旦那さんになっていたかもしれない。ミサさんたちが捜索願いを出していた頃かも。それを聞いたワカ旦那さんは少し悔しそうに下唇を噛んだけれど、首を横に振る。

「互いに死んだと思っていた身だ、会える望みは限りなく薄かったさ。たくさんの仲間に囲まれて幸せだったのなら、俺は嬉しい。ヒナと一緒にいてくれてありがとう、アノエラさん」

 アノエラさんを慰めていると、荷車が止まった。どうやら墓地に着いたらしい。ゆっくりと荷車を降りるとそこは遺跡平原によく似た原っぱだった。ただ、人もモンスターも見当たらず静かな時が流れているように感じる。

 広い大地にたくさんの墓石が並べられていて、墓石の数だけハンターが眠っているのだと思うとここだけでもたくさんのハンターが命を落としているという事実が重く圧し掛かる。
 ギルドの人に案内されてたどり着いたヒナさんの名前が刻まれている鈍色の墓石をぼんやりと見ていると、ギルドの人は荷車で待っていることを告げて足早に去って行った。最後のお別れの時間をつくってくれたようだ。目元を赤くしたアノエラさんが屈んで墓石を撫でる。

「君のこと、死んだと思っていても忘れられなかった。大好きだったって。だから君の代わりにハンターになったんですって。使っていたライトボウガンも、君がハンターになったら使いたい武器だと言っていたから選んだそうよ」

 風が優しく吹いて、短い黄金色の葉が舞う。
 ワカ旦那さんがライトボウガンを志望していたことは知っている。ライトボウガンに手を出すようになったのは半年ぐらい前だっただろうか、テントの隅に【王牙琴】と共に立て掛けられている【ブリザードタビュラ】を思い出す。
 ヒナさんは死んだと思っていたワカ旦那さんの運命を肩代わりしようとハンターになった。それがヒナさんの運命にそぐわない行動だったのか、それとも運命通り翻弄された結果命を全うしたのだろうか。その行動が正解だったのかなんて、誰も答えることはできない。

「ジンさん、一つ頼みごとがあるの。あの子の武器、【鳳仙火竜砲】を受け継いでくれないかしら。身寄りが無いから、きっとあの子が使っていた装備は全て処分されてしまう。だからせめて武器だけでも受け取ってほしい」
「わかった。バルバレに戻ったらギルドに手続きをしよう」
「ありがとう、ジンさん」
「こちらこそありがとう。それとアノエラさん、俺のことは【ワカ】と呼んでほしい。ギルドカードは【ワカ】のままだし、俺を本名で呼ぶ人はほとんどいないから」
「それじゃ、ワカさん。私も荷車に戻るわね。最後にもう少しだけ、ヒナの所にいてあげて」

 そう言い残してアノエラさんも荷車へ向かって行った。残されたワカ旦那さんとボクは、じっとヒナさんの眠る墓石を見つめる。
 すると何かに気がついたワカ旦那さんが『あっ』と小さく声を出したのでその目線を追うと、墓石の横に花が咲いていた。四枚の赤い花びらが空に向けて大きく開いている。

「雛罌粟だ……。」

 ひなげし、ヒナさんの名前に刻まれたお告げの言葉。花の名前だったのかと思っていると風に揺れる花を見たワカ旦那さんがくすりと笑った。

「赤い雛罌粟の花言葉は『いたわり』『思いやり』『慰め』。思い返せば、あの子は気の強い裏でそんな感情も持っていたな。本当に、雛罌粟のような人だった……。
 ヒナ……俺、行くよ。これからも、人のために生きる。仲間を守りながらモンスターに立ち向かうハンターとして生きていくよ。簡単には死なない。一生懸命生きて、それからお前のところに行くから。村のみんなによろしくな……おやすみ」

 ハチミツ色の目が慈しむように語りかける。その目にはもう悲しみや苦しみで濁った陰りは無かった。
 ゆっくりと墓石に背を向けて歩き出すワカ旦那さんを追いかけて行く途中、ふと呼び止められたような気がして振り返る。

「――――」

 雛罌粟の花が、お別れをするように風に揺れていた。
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